ホームケア

home care

なぜ下痢をするの…

下痢をした

便の回数ややわらかさには個人差があります。普段から赤ちゃんの便の回数や状態を観察して、気になる便が出たときや回数が急に増えたときなどは早めに受診しましょう。

考えられること

消化機能が未熟なために起こりやすい赤ちゃんは、飲んだり食べたりした量や物によって下痢をすることがあります。うんちが多少緩めで回数が多くても、元気で水分がとれていれば大丈夫です。

【気をつけること】
1.便の状態やほかの症状を確認しましょう
ウイルス感染などが原因の下痢かどうかを見分けるために、下痢の便のやわらかさだけでなく、便そのものの色やにおい、発熱や嘔吐など下痢以外の症状にも注目しましょう。

2.下痢の回数が多いときは脱水症状に気をつけてください
下痢の回数や1回に出る量が多いときは脱水症状が心配されます。下痢を無理に止める必要はありませんが、失われる水分量はこまめに補う必要があります。

ケアのポイント

1.おしりをきれいに洗って清潔を保ちます
下痢のたびに座浴かシャワーで洗っておむつかぶれを予防してください。回数が多いときは、湯で緩く絞ったガーゼなどでやさしくふいてあげてください。

2.赤ちゃんが飲める物でこまめに水分補給をします
下痢による脱水症状を防ぐために、湯冷ましや麦茶、赤ちゃん用イオン飲料、経口補水液(薬局などで買えます)などで水分補給します。ただし柑橘類の果汁は下痢をひどくすることがあるので避けましょう。

3.離乳食は様子を見ながら欲しがる物を与えます
離乳食を始めて間もない赤ちゃんは、2~3日離乳食をお休みにして様子を見ましょう。離乳食が進んでいる場合は、赤ちゃんの食欲に応じて欲しがる物を与えましょう。

4.離乳食は食べやすく消化のいいものを与えます
食欲があるなら、離乳食は赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ与えます。肉や魚類は控え、おかゆやうどんなどの炭水化物、野菜スープなどがいいでしょう。また下痢のときは腸の粘膜が傷つき、乳製品に含まれる乳糖をうまく分解できないことがあります。牛乳やヨーグルトは控えましょう。

【受診の目安】
下痢の回数と便の状態について気になることがなく、機嫌がよく食欲もあれば、急いで受診しなくても大丈夫です。下痢の回数が多い、下痢便の状態が気になる、いつもと様子が違うなどの場合はすぐに受診してください。

<こんなときはすぐに受診してください>
※ 水分を受けつけない
※ 激しい下痢や嘔吐が続く
※ 高熱、血便、機嫌が悪い(腹痛がある)
※ 唇が紫色(チアノーゼ)、けいれんが見られる

診療日のご案内

来院予約について