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トピックス2016年07月07日

「ヘルパンギーナ」本格的流行始まる 免疫力弱まる夏、重症化する前に早期受診を

夏に乳幼児がかかりやすいウイルス性の感染症「ヘルパンギーナ」が本格的に流行し始めました。
効果的な予防や治療の方法がないため、早期受診で重症化を防ぐことが大切です。
 
■5歳以下が9割
ヘルパンギーナは「夏かぜ」の一種。
38度以上の高熱が出たり、口内に痛みを伴う水 疱(すいほう)ができたりし、まれに心筋炎を引き起こし、心不全につながる恐れもあります。
感染者は免疫力の弱い5歳以下が9割以上で、ワクチンや特効薬はなく1週間ほどで治癒します。

■脱水症状に
飛沫(ひまつ)や接触により感染するため、うがいや手洗いが基本的な予防法となります。
しかし、感染しても発熱や水疱などの症状が出ない場合もあるため、保育園や幼稚園などで感染が広がりやすいです。

乳幼児が感染すると飲食を嫌がるため、脱水症状を引き起こすなど重症化しやすいので、経口補水液などを使います。
効果的な治療法がないため、子供の異常に気づいた場合は、期に医療機関を受診して、高熱や脱水症状に対する治療を受けることが重要。

■プール熱と手足口病も拡大「大人も注意」
ヘルパンギーナと合わせて「3大夏かぜ」と呼ばれ、乳幼児に流行しやすいプール熱(咽頭結膜熱)と手足口病にも注意が必要です。
今季は、いずれも大人が感染するケースも目立っています。

プール熱の症状は、発熱や喉の腫れなど。手足口病は、ヘルパンギーナの症状に加えて口内や手足 に発疹ができます。対処方法、予防方法はヘルパンギーナとほぼ同じです。

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