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トピックス2015年11月05日

原因不明のまひ 一部からエンテロウイルス検出

全国各地で今年8月末以降、喘息症状から急性まひ症状を起こす子供が相次いで報告され、国立感染症研究所は、同様の症例がないか全国的な調査に乗り出した。

患者の一部からは昨年、全米で大流行した「エンテロウイルスD68型」のウイルスが検出されており、厚生労働省は関連を調べている。

日本小児科学会などによると、今年8月末から9月をピークに、全国各地で喘息症状から急性呼吸不全に陥る患者が相次いで発生している。またこれとほぼ同時に、急性まひを起こす症例も0歳児から11歳までの47人で報告されている。

このうち一部の患者の喉からは「エンテロウイルスD68型」のウイルスが検出されているほか、エコーウイルス、コクサッキーウイルスなども確認されているという。
 
米国では昨年、この種類のウイルスに1000人以上が感染した。まひの後遺症が出たケースもあり、専門家は警戒しているが、厚生労働省によると、2005年以降、国内でのエンテロウイルスD68型の患者は、200例以上確認されているが、急性まひを起こした例はほとんど報告されておらず、ウイルスとまひとの因果関係は現時点ではわかっていない。

日本小児神経学会で調査に関わった福岡市立こども病院の吉良龍太郎・小児神経科長によると、まひが手や足など一部だけに現れることも多く、他の病気が疑われて気付きにくい例があったとみられる。
吉良氏は「子供の手や足が動かないときは医療機関に相談してほしい」と話している。

(日本経済新聞Webより一部引用)


手足口病やヘルパンギーナを起こすウイルスはエンテロウイルスに属しますが、上記のような「エンテロウイルスD68型」関連の報道で驚かれた方も多いと思います。 
全国的な調査によると、別のウイルスが重篤な変化も起こしつつある事に、改めてウイルス感染の怖さを感じています。
                     
エンテロウイルスは夏から秋にかけて流行することが多く、感染者の分泌物(唾液、痰など)や便の中にも存在するので、手を良く洗う事とうがいが有効です。
人混みへの外出時は、マスクを着用するなど、感染への予防を心掛けましょう!

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