小児用肺炎球菌

病気に感染したときの症状など

肺炎球菌がのどなどから体に入って発症します。
細菌性髄膜炎になっても早期の症状は発熱と不機嫌くらいで、血液検査をしてもかぜと区別ができないことも多く、早期診断が難しい病気です。その後、ぐったりする、けいれん、意識がないなどの症状が出てきます。診断がついても、抗菌薬が効かない耐性菌が多く、治療は困難です。

肺炎をおこした場合は、ウイルス性肺炎と異なってたいへん重症になります。中耳炎の場合は、耐性菌が多いので重症で治りにくくなります。

予防接種の種類

不活化ワクチン

接種後の副反応

接種したところの発赤・腫れなどですが、数日で消失することがほとんどが、心配はほとんどありません
また、発熱などの症状がでることもあります。症状がひどかったり、長引くときは、早めに医療機関を受診してください。

その他

小児用肺炎球菌ワクチンは2011年から公費助成が始まり、2013年度から定期接種となりました。公費助成以降、肺炎球菌による細菌性髄膜炎は71%減少しました。2011年からは、7価ワクチンから13価ワクチンへと切り替えられ、さらに予防効果が高まっています。