BCG

病気に感染したときの症状など

結核は発症します。特に乳幼児は結核に対する抵抗力(免疫力)が弱いので、全身性の結核症にかかったり、結核性髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残す可能性があります。

予防接種の種類

生ワクチン

接種後の副反応

接種後10日頃に接種部位に赤いポツポツができ、一部に小さいうみができることがあるが心配はほとんどありません
この反応は、接種後4週間頃に最も強くなりますが、その後はかさぶたができて接種後3ヶ月までには治り、小さな傷あとが残るだけになります。

その他

BCGは結核を予防するワクチンの通称であり、このワクチンを開発したフランスのパスツール研究所の研究者の名前を冠した菌:BacilleCalmette-Guerin(カルメットとゲランの菌)の頭文字をとったものです。
この菌は、本来牛に感染する牛型結核菌を時間をかけて弱めたものであり、1921年に初めて新生児に接種されました。以後、1924年には日本にも菌がもたらされ、わが国においても長い歴史を誇ります。また、1965年には日本の菌(Tokyo 172 strain)からつくられたBCGワクチンがWHOの国際参照品に指定されています。