B型肝炎

病気に感染したときの症状など

肝炎になると疲れやすくなって黄疸(おうだん)が出ます。ただし症状はごく軽い場合も多くあります。現在、もっとも流行している遺伝子型AによるB型肝炎では、慢性化(キャリア化)することも少なくありません。

予防接種の種類

不活化ワクチン

接種後の副反応

倦怠感、頭痛、発熱、局所における痛み、腫脹、しこり、熱感などが起こることもあるが、心配はほとんどありません。
まれですが、アナフィラキシー様症状、多発性硬化症、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、脊髄炎、視神経炎、ギラン・バレー症候群、末梢神経障害などの重い副反応も報告されています。

その他

日本では、母親がB型肝炎キャリアの場合は、生後1週間以内に産科施設で、B型肝炎予防用の免疫グロブリンを接種します(母子感染予防として健康保険で接種できます)。母親がキャリアでないのであれば、生後2か月からヒブ、小児用肺炎球菌、ロタウイルスワクチンとの同時接種がおすすめです。
2016年10月から、0歳児を対象に定期接種となりました。1歳以上では任意接種ですが、ワクチン接種での予防をおすすめします。